リバウンド警戒期間終了に伴い、5月22日に東京都のコロナ規制が解除されました。
マスク着用のお願いも見直されています。
海外でもほとんどの国で完全撤廃が定着してるようで何よりです。
と同時にここ数年行われてきたことの矛盾点が浮かび上がっていることも事実です。
例えばこんな記事があります。
グローバルダイニングの実質的な勝訴 「コロナ時短命令は違法」
グローバルダイニング社が展開している権八やラ・ボエムは、昔、友人や当時大好きだった彼女と行った思い入れのあるレストランです。
何度かセミナーを拝聴したことがある藤井聡教授が証言に立つということもありまして、提訴当初から行方に注目していたのですが、判決は実質的な勝訴。
東京都によるコロナ時短命令は違法と認定されました。
この件の他にも、よく調べると、考えざるを得ないような事実がいくつもでてきます。
私たちはコロナ禍で得た経験を教訓とし、今後もたらされる情報に対して、あらかじめさまざまな角度から判断する必要があるように思います。
いずれにせよここ数年、世界中でただならぬことが起き続けていることは間違いありません。
変化のとき、どう感じ考え行動するか、誰もが試されているような気がしてなりません。
古くから今に続く名言に、ピンチのときほど最大のチャンスというものがあります。
最悪は最善を連れてやってくる。
今回はそんな格言を地で行かれたクライアントSさん(30代女性)のトレーニング体験談をご紹介します。
インタビュー場所:ゴールドジム渋谷プールサイド
もともと痩せ体質で体力がなく、運動経験もほとんどありませんでした。
仕事の責任が重く、心身ともにプレッシャーのかかる日々を送ってきました。
15年間、太るサプリを飲んだり食事量を増やしたりしましたが、体重は一定量から上がらず、元気にもなりませんでした。
整体やマッサージも日課でしたし、よもぎ蒸しや岩盤浴など、健康になると言われていることはほとんど試したと思います。
効果がないとは言えませんが決定的な改善には至らず、毎月のように風邪をひきながらいっぱいいっぱいの日々を続けていました。
そんなある時、インフルエンザを患い体重が38kgまで落ちました。
治った後も体力はさらに低下したまま。
やせすぎで服のサイズは0号以下、探すのも大変な状況に。
普通に生活するのさえもフラフラな状態にまでなってしまいました。
上司や年上の人に相談すると、いい仕事をする上で運動と健康はとても重要と諭されました。
実際そんなふうに言う人達はジムに通っていたり、何かの運動習慣があり、説得力のある外見や雰囲気で仕事に臨んでいるのです。
仕事を続けるために体力をつけ、普通に服が着れるように体面積を増やす必要がありました。
もはや他に選択肢はなく、トレーニングをやらざるを得ないという感じでした。
ジムに入会することにしましたが、好きなときにいつでも行っていいままだと続かなくなると思い、パーソナルトレーナーを探しました。
窪田さんにお願いしようと決めたのは、ホームページを見て、私と同じ30〜40代女性の実績がたくさんあり、運動できない人の気持ちがわかるトレーナーさんなんだということが伝わってきたからです。
未経験に近い状態からなので覚悟が必要でしたし、めんどうだなというのが正直なところでした。
ただ今回は、やればきっと良い方にいくという妙な確信だけはありました。
現在体重は50kg前後を維持しています。
細かく話し合いながら進めてきた通りなので体型にも満足していますし、かぜをひかなくなりとても元気になりました。
運動神経もよくなった(らしく)、筋トレ以外の運動もした方がいいとのことで、自転車も日課になっています。
自分へのご褒美も兼ねて高価なロードバイクを買いましたが、愛着が湧きいつも共に行動しています。
一時期はzwiftで部屋でも乗っていましたし、緊急事態宣言中もオンラインレッスンと自転車のおかげで運動不足になることもなく、ずっと元気なままでした。
以前はこなすのだけでも深刻だった出張の際でも、その前後にツーリングを楽しめるようにまでなりました。
少し前に淡路島に行ったのですが、飛行機でバイクを送り前日に50キロほど走ってから仕事に臨みました。
このアクティブな豹変ぶりに、以前からの友人や知り合いは誰もが信じられないと言っています。
困ったことといえば、トレーニング以前の服はほとんど全部着れなくなったのは希望通りなのですが、
今は今でまた合う服が見つけにくい 笑
ヒップに合わせるとウェストがゆるゆるになってしまいますし、肩幅に合わせた服はオーバーサイズになりますので、
もっぱらルーズフィットに徹しています。
トレーニングを始める前に感じた確信は当たっていたと実感しています。
どんな状況でも大丈夫だと思える本来的な力
(ここから窪田です)
女性のボディメイクでよく伺うのは、脂肪を落としたい、引き締めたいけれど筋肉質にはなりたくないというご要望ですが、
Sさんの場合は、体力があってかっこいい感じとのことでしたので、ご希望に合わせてトレーニングを進めさせていただきました。
Sさんらしい輝きが全身に溢れていてとても素敵だと思います。
この仕事を通して学んだことのひとつに、クライアントさんの直感の正しさがあります。
クライアントさんが持っているイメージは、体の変化に如実に現れます。
「やればきっと良い方にいくという妙な確信」に支えられたSさんには迷いがなく、その通りにまっすぐ結果を手にされました。
どんなに苦しい状況だったとしても、大丈夫だと思える力。
それはきっと、耳を澄ませば聞こえてくる誰にも備わった本質的なものだと思います。
今が新しい時代に向けての大きな転換期にあるということは、多くの人が感じとっていることでしょう。
運動生理学における筋繊維の反応もその象徴のひとつですが、
進化や再生の際に破壊が伴うのは万物の定理です。
今後も、よくも悪くも驚くようなことが起きたり、知らさせれたりすると思われます。
しかしどんなときも私たちひとりひとりが自分自身を信じて進んでいけば、必ずうまくいく。
いつかきっと本来の素晴らしい自分にたどり着く。
今回Sさんのお話を聞いてますますそんな思いが強くなり、ぜひみなさまにご紹介したいとお願いしました。
これまでたくさんの方のトレーニングを担当させて頂いた上で確信したことは、
人は本来的にポジティブな存在であるということです。
そして個人の集積である社会もまた同じく、誰もが元気に自分らしく生きられる形が自然なのだと思います。
今起きている激動も、紆余曲折を経ながら、その真実に向かっている最中なのだと信じています。
最後に、ご自身の運命と向き合い乗り越えたSさんの意志と行動力に、改めて敬意を表します。
ご協力に感謝いたします。
この記事が少しでも誰かの勇気につながれば幸いです。