本能的に楽しい運動

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生命体として無条件に有益なもの=運動

TRUEBODYMAKESパーソナルトレーニングのスローガンは「楽しく本気で本当のボディメイク」
文字通り運動を楽しむということを標榜していますし、
実際にクライアントさんの多くから楽しかったという感想を頂いています。
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一般的に楽しいというと、楽とか適当とかいう安易な意味合いが含まれている場合も多いですが、運動に関してはそうではないと考えられます。

運動は本質に迫れば迫るほどに楽しいもの、本気でやればやるほど気持ちのいいものだと私達は思います。

今回はそのことをお伝えしていきます。

運動する猫誰しも子供の頃に一度は経験があると思いますが、本来運動とは本能的に気持ちのいいものです。
子供や犬や猫は頻繁に、無邪気に走り回りますね。
そんなときの彼らは何か特別な目的意識を持って運動を行っているわけではありません。

ダイエットをしてキレイになろうとか、オリンピックで金メダルを取ろうとか、そういった社会的な目標や克己心はありません。

それでも、ときには、本当に疲れきるほどに全力で、走ったり跳んだり駆け回ったりしますね。
人に認められるとか、お金を稼げるとかいう類のメリットもないのに、なぜそんなに夢中になって体力を消費するのでしょうか?

それは運動というものが本来、生物個体にとって楽しく有益なものだからです。

筋肉にストックされたブドウ糖を消費し、乳酸が発生して身体が重くなったとしても、それを上回る恩恵が得られることを忘れていないからです。

本来人は誰でも本能的に運動が好き

さまざまな効果と恩恵

その恩恵を運動生理学的な見地から鑑みてみると、代表的な例として、血流の促進があります。
血液は心臓から拍出され、動脈を通って全身に行き渡り、静脈を通じて心臓に戻ります。

動脈での往路は心臓のポンプ作用ですが、静脈での復路、拍出された血液を心臓に戻すのは、主に全身の筋肉の収縮=運動が原動力となります。
体の末端である膝下周りの筋肉が、第2の心臓と言われる所以ですね。

運動によって血流が活性化血液は栄養や酸素、免疫物質を体内の隅々まで運ぶ役割があります。
血流が滞れば生命活動が停滞し、病気への抵抗力も低下します。

心臓が停止して、酸素の供給が途絶えれば人はあっという間に死に至ります。

運動をすると元気になる理由として、静脈還流が促されることによって血行がよくなり、全身への生命力を保つための物質の供給が活発になることが、大きな要因といて挙げられます。

その他にも、運動の揺れによるリンパ液の循環作用、自律神経の調整作用、ストレス解消効果、などなどさまざまな効能が挙げられますが、
血流という滞れば死に至るものが活性化すれば、より元気になるというのは、最もわかりやすいイメージではないでしょうか。

犬や猫や子供たちは運動が大好きです。

生命体として無条件に有益なものを嫌いになる理由はありません。

個体レベルで考えれば、本来、人は誰でも本能的に運動が好きで必要なのです。

運動とは個人個人に合わせたペースで行うもの

運動が嫌いになる要因

ではなぜ人によって運動が好き、嫌いという主観の差が生まれるのでしょうか。

大人になるとどうして運動が面倒だと感じたり、実際に行ったとしても無条件の爽快感が得られなくなるのでしょうか?

多くのクライアントさんから伺ったお話から推察すると、これは社会的な状況や経験、日常の環境に起因するところが多いと思われます。
考える女性
小児のうちは、泣く、這う、歩く走るなど、個体にとって必要な分だけ、好きなタイミングで無理なく運動を行うことができますが、成長するにしたがって、運動する機会が自分のペースではなく、他者が用意した場であることが多くなります。

例えば学校の体育授業や校内行事、部活動などの場面では、個人の都合や意志ではなく、やらざるを得ないという割合が少なからずあります。

人との関わり合いの中においては、ときには無理をして頑張ることも必要ですし、他者との優劣が結果として現れますので、つらい気持ちになることもあるかもしれません。

さまざまな関係性において傷つくこともあるかもしれません。

僕自身の経験を挙げますと、幼稚園のときに友達と競い合って分相応を超えた跳び箱に挑戦し、失敗して気絶したことがあるのですが、それから少しの間は恐怖と自己嫌悪で、運動が億劫になっていました。

あるクライアントさんが中学生の頃、集団で前屈運動をしていて、人より屈曲ができてないことを恥ずかしく思って、思い切り体を折り曲げたところ肉離れを起こし、
体育教師に「お前は本当に体が硬い」と宣告されて以来、どんな運動をするにも体が硬直して動きがぎこちなくなってしまったそうです。

誰しもそんな類の体験はあると思いますが、そういった後天的な失敗の積み重ねが、運動が本能的に楽しいものだという認識を、曇らせているとも言えます。

しかしそれらはあくまで競争という場面や、他者との関係性からもたらされた経験で、生物個体にとって運動が有益であるということとは無関係です。

結果としての気絶や肉離れは頂けませんが、思い切り跳んだこと、背筋をストレッチしたこと自体は、とても気持ちのいいことなのは間違いありません。

運動が本能的に楽しいという実感を得るためには、まず最初に、余計な社会的記憶やそこからくるネガティブなイメージを捨て去り、ポジティブな関係性や環境をつくる必要があります。

その上で、本来運動とは自分のために自分に合わせたペースで行うものだという前提に戻ることが大切です。

より運動を楽しむために

運動機能の調整を怠らずに

では何もかも忘れて、マイペースでトレーニングをすればそれだけで万事うまくいくかというと、残念ながらそう単純でもありません。

特に大人になってから何かしらのエクササイズやスポーツを再開するような場合は、家事やデスクワークなどの偏った日常動作が蓄積されて、個体が本来持つ運動機能が崩れている方がほとんどというのが実情です。

物理的な筋肉バランス、感覚的な機能バランスを正常に戻すプロセスを経ないで、いきなり運動したとしても、本能的快感をはじめとする運動が持つ多くの恩恵や効果を享受することは難しいでしょう。

走る女性動物や子供が走り回る姿とアスリートの動きには多くの共通点があります。

体の一部に余分な力を入れず、適度な脱力が出来ていること、体の中心を強い割合で使うこと、重力と反作用の力を利用することなど、普遍的な自然の連動がそのまま生かされています。

そういったナチュラルな体の使い方を維持することは、スポーツのみならず、美しさやかっこよさといった魅力をつくる土台でもあります。

そして、それは誰もが持つ本来的なものですので、やる気をもって丁寧に調整すれば誰でも取り戻せるものなのです。

何にせよ目標を達成するには、努力は必要です。

他者との競り合いに勝利することで自信を得ることや、高い目標を掲げて克己する過程が人を強くさせるこもスポーツの本質の一つですが、

つらい事、面倒なことがあってもがんばれるのは、やはりそれ以前に、運動そのものが留保なしに好きになれるもの、他の何にも変えがたい快感を与えてくれるからということを、忘れてはいけないと思います。

楽しく健康的なフィットネスを

フィットネスとは、その名の通り個人個人にフィットした運動を行うことです。

TRUEBODYMAKESパーソナルトレーニングでは、クラインアントさんがのびのびと心おきなくトレーニングできる環境と、コミュニケーション面においてポジティブな雰囲気づくりを大切にしています。

その上で、表面的なフォーム矯正やうわべだけの個別メニューではなく、クラインアントさん一人一人の状態をより本質から改善し、
運動の本当の楽しさを知って頂くこと、
心から好きになって頂くことで、他では出すことのできないレベルの結果を残しています。

もしあなたが、「自分は運動に向いていない」とか「運動は嫌い」と思っているとしたら、きっとどこかの時点から何かしらの経緯で、勘違いや思い込みに囚われていると言ってもいいかもしれません。

それは例えるならちょっとした風邪をひいているようなもので、本気で一緒にがんばって頂ければ、必ず覆すことができます。

運動は本来、誰にとっても楽しく有益なものです。

良好な運動機能とそこからもたらされる外見は、人生に彩りと健康を与える一生涯の財産です。

今まで積み上げてきた経験を生かし、運動の本当のメリットをより多くの方お伝えして、みなさまのお役に立てることができれば幸いです。

窪田志尚パーソナルトレーナー顔写真
TRUEBODYMAKESパーソナルトレーナー 窪田志尚

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