Contents
ダイエット&ビューティフェア|美と健康出づる国から、世界へ
ご無沙汰しております。TRUEBODYMAKESパーソナルトレーナーの板谷千絵子です。
9月のことですが、東京ビッグサイトで催されたダイエット&ビューティフェア~美と健康出づる国から、世界へ~に行ってきました。
今回はそのレポートをお伝えします。
ダイエット&ビューティフェアは今年で18回目、美容、健康業界400社以上が出展、27000人以上が集う大きな規模の展示会です。
ビューティ、アンチエイジング、スパウェルネス、の3つのテーマに分かれていて、ビジネスマッチングやセミナー、イベントが3日間にわたって開催されます。
環境庁やスポーツ庁が後援となり、クオリティの高い最新の美容、健康情報が得られることで知られています。
健康器具やエステ商品のお試し体験、パーソナルトレーナーやフィットネスインストラクターのデモンストレーション、タレントさんや医師、大学教授の講演など盛りだくさんな内容です。
私が行ったのは1日だけでしたが、十分に楽しく、有意義な日になりました。
入場の際には事前に登録したメールと、名刺の両方の提示が必須になってました。
セキュリティがしっかりなのは安心できますね。
重力に負けないカラダづくり逆トレボディメイクセミナー
はじめに美・ボディメイクライフステージというコーナーで行われた、
タレント、フィットネスインストラクターの中島史恵さんのセミナーをご紹介します。
こちらはダイエット&ビューティフェアパンフレットに載っていた説明です。
逆トレは重力に負けないボディラインをつくるエクササイズ。女性なら誰もが悩む、下がりやすい、垂れやすい部位を集中的にケアする方法を解説します。
これはセミナーが終わった後です。本番中はほ満席で、パンフレットにもある「逆トレ」をレクチャーしてくださいました。
年齢とともに起こるカラダの垂れ下がりを防ぐための抗重力筋についてと、その人が多く行う日常動作と逆方向に関節を動かすこと、ダブルミーニングの逆トレというメソッドです。
いくつかのエクササイズを実演してくださって、一緒にやってみる場面もありました。
胸の前で手を合わせてそのまま力を入れるアイソメトリクス運動や、両腕を上に挙げて外側にひねる運動、肩甲骨をしっかり下げる運動など。
中島さんは今までいろいろなエクササイズやトレーニングをして、カラダを故障してきた経験があるそうです。
(わかる!)
そして辿りついたのは、カラダにとって大切なのは使い方にあること、自分自身の状態に合わせたコントロールが必要なことと話していました。
カラダの中心をつかう、健康を保ってバランスよく自分を向上させていく。
自分と向き合い、カラダを正しく使っていくことで、痛みや不安が解消されて生活が充実する。
このへんはTRUEBODYMAKESのホームページに書いてあることと共通点があります。
インストラクターとしてある程度以上の経験を経ると、誰もが感じる答えのようにも思います。
特別にこのセミナーに出たい!思っていたわけではなく、ちょうど時間が合っての何となし参加だったのですが、考え方が似てるものと出会うのは自然なことなのかもしれませんね。
その他食事については簡単にこんな内容が挙げられていました。
①酵素を先に摂る
③運動にはたんぱく質が必要。
②よい油(脂質)をとる。
中島さんはやっぱりとても素敵な方でした。
姿勢のよさや引き締まったボディラインもさることながら、話し方や声、表情から心地良く伝わってくるものを感じます。
フィットネスイントラクターとして伝える力の大切さを改めて実感しました。
中島史恵さん主宰のヨガスタジオavity代官山のHPはこちら。
https://avity.jp/
糖化って?カラダのストレスを防ぐ糖化対策
次は最近よく耳にするキーワード「糖化」についてのセミナーです。
講師は同志社大学生命医学部、糖化ストレス研究センターの八木雅之先生。
さすが話題のテーマだけあって場内は大盛況。
結構広い会場だったのですが、開講まぎわに行ったので、席はすでになく、壁際に立ったまま拝聴しました。
場内は女性が多く、みなさんメモを取ったり興味津々な雰囲気です。
まず糖化についてざっくりお話させて頂きますね。
食事のときの糖質(ご飯やパンなどの炭水化物)とたんぱく質がカラダの中で温められ結びついて、AGEsという物質がつくられます。
AGEsができてしまうと体の組織をつくるたん白質に変化が起こって茶色くなり、組織が硬くもろくなるため、見た目の老化や健康面にも悪い影響がでると言われています。
飲酒や喫煙、脂質のとりすぎ、紫外線や酸化ストレス(疲労の積み重ねやこげ、添加物などの食べ物)によっても糖化は起こります。
こちらもダイエット&ビューティフェアパンフレットに載っていた解説をご紹介します。
(読みにくい。。。)
2019年5月には糖化ストレスの軽減を表示する機能性表示食品の届出が受理され、市場も本格的に拡大の様相を呈してきました。
もはや抗糖化は年代や性別を問わずライフサイクル全般に必須のアプローチとなりました。
糖化を防ぐためには血糖値の急な上げ下げをしないように気をつけること。
食事のときはベジタブル(食物繊維)ファースト、または肉や魚のたんぱく質ファースト。
砂糖が含まれているスイーツ系は食後に。
食後は血糖値を下げるための体調に合った運動をすること。
今まで何度となく耳にしたことのある情報ですが、専門の研究者から改めて聞くと整理がつきます。
先生のお話の中で印象に残ったのは、体内の血糖値を下げるホルモンはインスリン1種類のみしかないのに、上げるホルモンは5種類もあることについて。
人間は糖質がないと機能不全で死んでしまいます。
(ので極端な糖質制限は本末転倒です)
もともと人間は簡単に糖質を手に入れる環境用にはできていなく、生き延びるためのシステムとして血糖値を上げやすくなっているとのこと。
でも現代の食事は血糖値が上がるものが多すぎる。
日本人の糖尿病患者と予備群を合わせると、2000万人に達していると言われてるんだそうです。
糖化ストレス対策まとめ
最後にお話してくださった糖化ストレス対策をまとめてご紹介します。
①生活習慣の見直し 3つのリスク 喫煙・飲酒・睡眠不足
・喫煙はメリットなし、やめることを推奨
・飲酒は週3日まで 日本酒は適量ならば抗糖化効果がある
・睡眠は7時間以上
②初糖血糖値抑制(食べ始めに砂糖や糖質を控える)
例えばおにぎりを食べる前にサラダチキン(たんぱく質)を摂るだけで、血糖値の上昇を約半分に抑えられるというグラフがありました。
③AGEsの蓄積を防ぐ食べ物をとる。
クロモジ、スパイスカレー、中でもグローブは効果大、その他栗、ローズマリーなど。
ダイエット&ビューティフェア2019感想
今回参加したセミナーの内容では、復習や再認識するところが多かったのですが、と同時に自分が何も知らなかった頃のことも思い出しました。
おかげさまで私も長年フィットネスに携わってまいりましたが、今では普通だと思えることでも昔はわからかったことも多いです。
私は大学卒業後、ハイテク系の企業で働いていました。
その当時から運動は好きで、いろいろなエクササイズをしていましたが、まさかランチのパスタをそのまま食べることがそこまでカラダにとってリスクだとは思いませんでした。
筋トレやジョギング、ストレッチをするのに、まずそれ以前にカラダの使い方を向上させる必要があるとは知るよしもありませんでした。
そのおかでずいぶんと遠回りをしたようにも思います。
糖化についてはだいぶ一般常識として広まっているようですし、これからも定着していくと予想されます。
しかしカラダの使い方については、そのことに気付くまでに時間がかかりますし、とても奥の深いことなので一般の情報として簡単にまとめるのは難しいように思います。
ましてやパーソナルトレーナーとしてそういった視点を加えてクライアントさんのトレーニングを進めていくとなると、かなりの知識と経験、コミュニケーション技術が必要となります。
ありがたいことに私達TRUEBODYMAKESは多くのクライアントさんに恵まれ、たくさんの勉強をさせて頂きました。
その恩返しのためにも、自分と同じ寄り道のないように、本当の意味でみなさまのお役に立つ情報とトレーニングを伝えていきたいと改めて思いました。
今、心から言えることは、人はもっと健康に元気に生きられるということです。
みなさまにそのこと知って頂き、お役に立つためにも、私自身もより学びを得て自分を磨いていかなければなりませんね。
ほかにも美容、健康グッズのレポートもしようと思ったのですが、それはまた別の機会にでも。
とりあえず一度ここまでご報告でした。
2019年11月15日 TRUEBODYMAKESパーソナルトレーナー板谷千絵子